発生時期 (Occurrence)：

V - VII

分布 (Distribution)：

鹿児島県（奄美大島）

模式産地 (Type locality)：

奄美大島（湯湾釜）

判別文 (Diagnosis)：

体は後部が強く湾曲し、側面から見ると翅鞘の基部が強く凸状．頭部、前胸背板、前胸腹板は半分寝ている短毛にまばらに覆われている。鞘翅は黒色で、光沢のある斑と穿孔がある。各鞘翅には 2 つの光沢のある紋がある。 キンモンフタオタマムシTokaranodicerca nishidaiとは以下の点で見分けられる． １）触角第6～10節のは四角形で，第7～10節の腹縁は鈍角に曲がる．T. nishidai は単純な四角形． ２）前胸背板側縁は前方で直線的になる．T. nishidaiは弧状になる． ３）見かけの腹部腹板末端節の先端附近は雌は小さくU字に切れ込む．T. nishidaiはほんのかすかに凹む． （Hattori, 2005）

性差 (Sexual dimorphism)：

雄の中脛節には突起を有するが，雌は単純．

寄主植物 (Larval Host plants)：

不明

後食植物 (Adults feeding plants)：

不明

生態 (Bionomics)：

正午前後をピークに15時頃まで，ヤマグワの樹幹を歩行する．雌はヤマグワの大径木に集まる傾向がある．

参考文献：

Hattori, 2005. Studies on the Buprestidae (Coleoptera) of Asia 6) A New Species of the Genus Tokaranodicerca from Amamiohshima Is. of the Ryukyu Archipelago. Elytra, 33(2): 443-450.