発生時期 (Occurrence)：

VI - VIII

分布 (Distribution)：

沖縄県（沖縄島，慶良間諸島，久米島）；台湾

模式産地 (Type locality)：

台湾 (Mameisha)

判別文 (Diagnosis)：

鞘翅は黒味を帯びた茶色，明瞭な光沢を帯び，それぞれの鞘翅には4つの鮮やかな黄色い紋を有する．紋はそれぞれ，小楯板の基部付近，中央やや手前，中央やや後ろ，及び先端附近に存在するが，基部及び先端の紋はしばしば完全に消失する．第2及び第３の紋はふつう明瞭でＸ字になる．腹面は背面よりも輝き，全体的に金属光沢を有する茶色で，かすかに青銅色を帯びる(Y. Kurosawa, 1954)．

性差 (Sexual dimorphism)：

雄の前脚脛節には鉤状突起を有するが，雌は単純．

寄主植物 (Larval Host plants)：

リュウキュウマツ

後食植物 (Adults feeding plants)：

リュウキュウマツ

生態 (Bionomics)：

雌雄ともに，正午前～15時をピークにリュウキュウマツ高所の梢に飛来する．

備考 (Remarks)：

当初はProspheres aurantiopictus (Laporte & Gory, 1837)の亜種として記載された．

参考文献：

Kurosawa, Y., 1954. Buprestid-fauna of Eastern Asia, (Coleoptera) (I). Bulletin of the National Science Museum (Tokyo), (34): 29-39.