ホソナカボソタマムシ日本亜種
Coraebus sakagutii subsp. sakagutii Y. Kurosawa, 1963
Rarity:
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Fig. 1. ♂. a, Dorsal view; b, ventral view. -
Fig. 2. ♀. a, Dorsal view; b, ventral view.
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Fig. 3. An adult of Coraebus sakagutii sakagutii Y. Kurosawa, 1963 feeding a leaf of Rubus parvifolius which is their host plant.
- 発生時期 (Occurrence)：
- V - VIII
- 分布 (Distribution)：
- 本州（東京，山梨，長野），九州（大分）
- 模式産地 (Type locality)：
- 山梨（三つ峠）
- 判別文 (Diagnosis)：
- 体は細く，小型．頭部はわずかに紫味を帯び，前胸は銅色，鞘翅は紫もしくは青味を帯びる．体下面と脚は光沢のある紫，触角は暗銅色を帯びる． 前胸背板は後方に向かって細くなり，幅は長さの約1.6倍で，中央付近で最も広い．背面は側縁に沿って広く凹み，基部の両側は弓状に凹 み，中央部の前半分は凸状になる．鞘翅の長さは幅の約2.5倍，前胸背板の約4倍．後半1/3で最も広い．鞘翅端は弓状に窄まり，明瞭な棘や歯はない(Y. Kurosawa, 1963)．
- 性差 (Sexual dimorphism)：
- 見かけの腹板末端節（Ventrite V）の後端は雄では浅く湾入するが，雌では全縁となる．
- 寄主植物 (Larval Host plants)：
- ナワシロイチゴ Rubus parvifolius
- 後食植物 (Adults feeding plants)：
- ナワシロイチゴ Rubus parvifolius
- 生態 (Bionomics)：
- 成虫はナワシロイチゴを後食する．同所的にシロオビナカボソタマムシ及びヒラタチビタマムシが産する場合もある． 分布は非常に局地的で，本州と九州の間に大きな分布空白地帯がある．なお，生息地では個体数が多いことがある．
- 備考 (Remarks)：
- 台湾には台湾亜種imasakaiが分布するが，ホロタイプ以降採集されておらず，極めて稀．
- 参考文献：
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Kurosawa, Y., 1963. Buprestid-fauna of Eastern Asia (Coleoptera) (5). Bulletin of the National Science Museum (Tokyo), 6(2): 90-111.